続・酸性水を作ろう

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2000 8.21

前回は酸性水を大量に生産したものの床の掃除や雑巾の漂白など
医療とは関係の無い使い方をしていました。
同時に出来るアルカリ水はエンジンの排気の油で汚れた飛行機の
油抜きに使用していました。
今回は患者の家族が辱創に良いと酸性水をもらったことから再び作り始めました。
辱創に対する効果は今回は分かりませんが、次回に載せる予定です。


炭です。陽極は金属にすると融けてしまうので炭を使います。

電極に巻きつける針金は0.5mmくらいの細いものを
使用します。太いものでは接触面積が低下して発熱します。
腐食するので使用後にはよく水洗いをして乾燥します。

10リットルのバケツに大さじ二杯の食塩を入れます。
下の容器で一度かき回して溶かしてから水を7−8リットル入れます。



先ほどの下の容器を台にして植木鉢の底をふさいだ物の中にも食塩水を入れます。
木炭にプラス、植木鉢のボルトにマイナスを接続します。
植木鉢の中がアルカリでバケツのほうが酸性です。



電源装置にはスライダックの出力を整流して使用していますが、
自動車のバッテリーの充電器でも代用できます。時間は3−4時間かかります。
写真の装置では3Aくらい流しますが、これ以上の電流を流すと
バケツの中の食塩水の発熱が激しく、塩素の臭いも強くなります。

通電した直後はあまり電流が流れませんが、しばらくするとよく流れるようになり
最後にまた流れなくなります。
この装置では45分くらいでPh2.5くらいになります。

Ph2.5の酸性水は十円玉に乗せると10分くらいでやや漂白されます。
バッテリーの希硫酸よりは遥かに薄いものです。
手を洗ってもほんの少し傷口にしみる程度です。